皆さんこんにちは!
スターバックス日本法人で契約社員約800人を正社員に登用したことが話題になっていますね。
近年、日本ではサービス業や建設業で人手不足が深刻になってますが、このスタバの決定は人手不足への対策と思われがちですが現実は違うようです。
日本経済新聞の記事によれば、新制度で意識したのは契約社員の待遇改善だけではなく平均年齢が35歳に上がった正社員の働き方の改革だという。
スタバ日本法人は設立が1995年。入社した時に独身だった社員も結婚し、家庭をもつようになり、子供や親の世話といった家庭の事情を抱える社員の生活設計と、画一的なキャリア形成の人事制度にズレが広がりかけていたという。
新制度では正社員に「全国転勤OK」「勤務地限定」という二つのキャリアパスをつくった。2つは個人の事情に合わせて途中変更できる。契約社員は勤務地限定の正社員に変わり、それまでの正社員は進路を選べるようになった。
また、スタバ社員定着率は高い。厚生労働省によると、新卒の3年以内の離職率は大卒で30%ほどだが、スタバは5%未満だという。
スタバでは店舗で働く約1500人の正社員のうち4割が勤務地限定の道を選んだという。会社や仕事に愛着をもってくれた社員を失えば、会社も損をする。そんな事態を防ぐための先手を打ったという。
このように社会の雇用情勢の変化や働き手の年代それぞれの生活状況の変化に伴いそれに合わせた経営土台を見直す機会をある一定期間ごとに見直すことは大切な社員を確保するためには重要である。
この厳しい、労働者確保や会社の生き残り戦争に勝つためには固定概念にとらわれず、常に働き手の変化のサインを見逃さないことが大事である。
従業員の正社員化や、職業訓練に対する助成金もあるので是非積極的に活用し、常に進化し続ける会社を創り上げていきましょう!